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NX総研、海洋大と共同研究を開始、倉庫内作業計測の自動化 と次世代型改善事例データベースの構築を目指す

2022年10月05日(水)掲載

株式会社NX総合研究所(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:廣島 秀敏、以下「NX総研」)と国立大学法人東京海洋大学(本部:東京都港区、学長:井関 俊夫、以下「海洋大」)は、NX総研の提供する倉庫内の作業時間を簡単にデータ化・分析できるサービス「ろじたん」と、海洋大 麻生敏正准教授の研究成果である「作業プローブシステム(特許取得済み)」を組み合わせ、倉庫内作業計測の自動化と次世代型改善事例データベースに関する共同研究を開始しました。

共同研究の背景と目指すもの

NX総研の既存技術である「ろじたん」は、スマートフォンを使い、作業者自身に実行中の作業に該当するボタンを押下してもらうことで、作業実績を計測する製品(サービス)です(写真1)。作業実績の見える化に貢献しますが、現場からは「作業中に都度入力するのが面倒なので自動で判定して欲しい」、「入力した作業の内訳として待機時間や歩行時間を自動取得したい」といった要望がありました。

海洋大の麻生准教授の研究開発成果である「作業プローブシステム」は、作業者がスマートフォンを携帯するだけで、スマートフォンが有する各種センサーの値から、要素作業の判定を可能とするものです。この「作業プローブシステム」を「ろじたん」に組み込むことで、作業者がスマートフォンを携帯するだけで、「ろじたん」だけでは取得できなかった、作業者の待機時間、歩行時間等、これまでよりも詳細な情報を取得できるようになります(図1)。

本共同研究では、両者の要素技術を組み合わせることで、計測の手間を最小化し、現場でより使いやすい作業実績計測と、見える化を実現します。

さらに、作業実績計測データを元に、次世代型改善事例データベースの構築にも取り組みます。将来的には、蓄積された事例データから、倉庫内業務等について労働改善や生産性改善へ向けたアドバイスも可能な次世代型改善システムの開発を目指します(図2)。

写真1:従来の計測作業・「ろじたん」に「作業プローブシステム」が組み込まれたイメージ

次世代型改善事例データベースのイメージ

作業プローブシステムの特許情報

発明の名称 作業推定装置、作業推定方法、および作業推定プログラム
発明者   麻生 敏正
特許番号  特許第6738084 号
登録日   令和2 年(2020 年) 7 月21 日

国立大学法人東京海洋大学について

東京海洋大学は国内唯一の海洋系大学であり、「海を知り、海を守り、海を利用する」ための教育研究の中心拠点に位置付けられています。麻生准教授が所属する「海洋工学部 流通情報工学科」は企業の国際的な物資・情報の流れを計画・管理するロジスティクスについて、少人数体制による理論と実践をともに重視した教育を行っています。

株式会社NX総合研究所について

1961 年3 月15 日創業。 物流・ロジスティクスの全てに関わる総合シンクタンクとして、その豊富な実践的経験と独自のノウハウとで、物流・ロジスティクスに関する総合的・理論的研究や具体的・実践的調査、企画、コンサルテーション、またそれらを踏まえた 政策提言やシステム提案等を行っています。


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◆お客様◆ サービスに関するお問い合わせ先
(株)NX総合研究所 リサーチ & コンサルティング ユニット4 ろじたん担当
email:logitan@nittsu-soken.jp

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(株)NX総合研究所 広報担当
email:logi_plus_pr@nx-soken.co.jp

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