事例紹介

ろじたんを活用されている事例をご紹介します。

日本通運株式会社様 「ろじたん」インタビュー

日本通運株式会社様 「ろじたん」インタビュー 日本通運株式会社 名古屋南支店 愛西ロジスティクス事業所

ろじたんユーザー

日本通運株式会社
名古屋支店 部長 村瀬洋一 様
名古屋支店 ロジスティクスエンジニアリング 次長 秦穴義成 様
名古屋南支店 愛西ロジスティクス事業所 所長 南幸則 様、主任 齊藤太嘉宏様、主任 富田頌二様(取材当時所属)、小関航平様、村井宏亘様

グローバル市場で存在感を持つロジスティクスカンパニーになるという、NXグループの長期ビジョンに基づき、今回は環境に配慮し、サステナビリティ課題解決の一つとして、ろじたんとデジタルサイネージを組み合わせて、物流現場のペーパレス化と事務工数削減に取組んだ事例を紹介します。(以下、敬称略。聞き手:NX総研・坂東)

写真1:現場インタビュー前の名古屋支店での打合せ。左:村瀬部長、右:秦穴次長 写真1:現場インタビュー前の名古屋支店での打合せ。左:村瀬部長、右:秦穴次長

図1:日本通運名古屋南支店_愛西ロジスティクス事業所_作成資料ご提供 図1:日本通運名古屋南支店_愛西ロジスティクス事業所_作成資料ご提供

総研
「ろじたん」を導入した目的は?
日本通運
主に、大手ハンバーガーチェーン向けの消耗品備品を扱っており、ここから全国の各DC(ディストリビューションセンター:在庫型物流センター)へエリア毎に分けて配送しています。大物から小物まで扱っていますが、今回は小物にスポットを当てお伝えします。現在は140名の派遣作業員が在籍し、庫内ではピッキングや梱包を行っていますが、店舗からのオーダー毎に纏めてDC毎に配送しています。その派遣作業員がどのようにピッキング作業をどのように行っていて、どの程度時間がかかっているか正確に知りたく、ろじたんを導入することにしました。
総研
「ろじたん」をどのように利用されていますか?
日本通運
愛西ロジ全体でタブレットを使用し、作業員にQRコードを発行し、お客様毎にかかる時間を計測しています。今から、3つのお客様の事例を紹介したいと思います。

①大手ハンバーガーチェーン様

作業員毎の個人成績や傾向もデータで算出しているのですが、これはろじたんで取得できるデータを元にWMSで取得したピース数やライン数の情報と合わせて、日別に個人毎の成績を算出できる仕組みをExcelで作っております。また、この個人成績表には検品時に数が合わなかった場合のミス件数も入れているので、ミス率や内容を算出できていて、個人のミス率と生産性の成績を両方出すことで、全体平均からミスが多くて生産性の低い人を教育対象者として改善に活かせています。これまでは勘でやっていたものを定量的データに基づいて業務改善しています。
これまで、WMSでピース数やライン数は取れていましたが、それぞれの時間が取れていませんでした。時間を取れる部分もありましたが、空き時間や手待ち時間は全く取れていないと考えていました。紙媒体でチェックはしていましたが、検品に比べてピックの生産性に疑問を持っていましたので、ろじたんで正確に計測、データを活用するようになりました。
図2:ろじたんのダッシュボード機能 図2:ろじたんのダッシュボード機能。リアルタイムの作業時間把握を行い、WMSの情報を合わせることで、独自の個人成績表を作成できるようにした。
最初は労務管理の意味合いもありましたが、今は生産性や個人成績取得の意味合いが強くなっています。タブレットのボタンの押し忘れやミスがあった場合には、紙を横に置いておいて、その箇所を記載してもらい、管理者にも正確に伝わるように工夫しています。
写真2:タブレット画面の誤入力時に作業員は紙にその箇所を記載し、管理者がWEBで修正している 写真2:タブレット画面の誤入力時に作業員は紙にその箇所を記載し、管理者がWEBで修正している。

②高速機械部品メーカー様

こちらではお客様への請求は時間精算となっていて、項目毎に残業と通常の時間かどうかを算出する必要があります。こちらはWMSとの合算もなく、ろじたんだけでお客様への請求業務を簡単に行えるようになった為、管理コスト面でも有効性が高く大変助かっています。月に数千時間の作業記録を手書きで管理していた事を考えると、非常に改善に取り組めましたので、引続き利用して行きたいですね。 図3:ろじたん分析ツール。工程別・日別・時間帯別の時間算出を容易に行えるようになった 図3:ろじたん分析ツール。工程別・日別・時間帯別の時間算出を容易に行えるようになった。

③某自動車関連企業様

現在はベルギーとオーストラリア向けのバンパー輸出を行っています。今後はアメリカ向けが増える予定になっていて、70%程度が海外です。また、保守パーツについては他県から愛知に持って来る予定です。現在は人工建て(かかった時間で顧客へ請求)となっていますが、これから個建単価を算出して行く必要もあり、ろじたんのデータとWMSを利用することで、お客様との料金交渉も自然に出来ると考えていますので、継続して行きたいですね。

写真3:現場でろじたんのタブレットボタンを押下する作業員 写真3:現場でろじたんのタブレットボタンを押下する作業員。作業記録結果の管理も容易に行えるようになった。

写真4:愛西ロジスティクス事業所内 写真4:愛西ロジスティクス事業所内。前方左側から齊藤様、小関様、村井様、後方左から秦穴様、南様、富田様

日本通運
では、次の事業所に移動しましょう。

④某自動車関連企業

一旦、弊社で社内プレゼン用に作成した資料の一部を見て頂いて宜しいですか。
総研
是非、拝見させてください。
日本通運

図4:日本通運名古屋南支店_愛西ロジスティクス事業所_作成資料ご提供

図5:日本通運名古屋南支店_愛西ロジスティクス事業所_作成資料ご提供

図6:日本通運名古屋南支店_愛西ロジスティクス事業所_作成資料ご提供

図7:日本通運名古屋南支店_愛西ロジスティクス事業所_作成資料ご提供

図8:日本通運名古屋南支店_愛西ロジスティクス事業所_作成資料ご提供

総研
素晴らしいですね。資料のご提供ありがとうございます。私たち総研のプレゼン資料としても参考になります。特に紙代と日報作成時間の削減を数字で示しているのはインパクトがありますね。これがさらに、お客様との料金交渉にまで利用出来ている面を考えると、ろじたんを続けて頂くしかないですね。
日本通運
尚、ここでは「ろじたん×デジタルサイネージ」を実現させました。これにより、作成した動画や共有事項はWEBからのアップロードにより差し替え可能となり、リアルタイムで作業者やリーダーへ周知できるようになりました。ろじたんのダッシュボード機能も映し出し、誰がどこに入っているかも離れて見られるようにしています。
総研
それも非常に良い試みですね。ろじたんWEBを現場でも確認したいお声はありますので、デジタルサイネージの活用が早いかと思います。 写真5:ろじたんとデジタルサイネージの組合せ
総研
「ろじたん」に追加して欲しい機能はありますか?
日本通運
適正人員配置機能の追加です。現在は生産性と曜日の傾向や波動を見て、自社で取り組んでいます。現場に配置ボードを設置して、作業者のスキルを数値化したマグネットカードを貼りながら、ろじたんのダッシュボード機能と見比べて、リーダーが配置している現状です。それに伴う出勤入力後の配置場所をタブレット上でも分かる機能が欲しいですね。
また、WMSとの連携や個人別時間生産性の標準装備などもあると良いかと思います。
総研
適正人員配置については、弊社の課題でもありますので、社内で検討を進めたいと思います。その他の機能については、「かんたんに」「すぐに」「低コストで」というろじたんのコンセプトに合う範囲でコストが見合えば進めたいと思います。 写真6:現場でろじたんの画面と人員配置ボードを見ながら、打合せをする様子。
総研
ここで得た検証結果等、ご提供して頂ける資料はございますか?
日本通運
分析結果を特別に公開します。

図9:日本通運名古屋南支店_愛西ロジスティクス事業所_作成資料ご提供

図10:日本通運名古屋南支店_愛西ロジスティクス事業所_作成資料ご提供

図11:日本通運名古屋南支店_愛西ロジスティクス事業所_作成資料ご提供

図12:日本通運名古屋南支店_愛西ロジスティクス事業所_作成資料ご提供

総研
素晴らしいですね。ろじたんは計測して表やグラフにすることで満足されてしまうケースが見受けられます。ろじたんから取得できたデータを元に、どう改善へ導くかが大切だと考えています。この導入事例をご覧になる皆様のお手本になるご利用方法だと思います。本日は貴重なお時間とご意見をたまわり、誠に有難うございました。

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