事例紹介

ろじたんを活用されている事例をご紹介します。

医療系商社D社 「ろじたん」インタビュー

医療系商社D社 「ろじたん」インタビュー

ろじたんユーザー

D社は、病院やクリニックなどの医療現場で使用される医療用機器を販売する医療系商社の物流子会社です。取り扱う商材は、注射器や点滴チューブといった身近な医療デバイスから、MRIやCTなどの大型装置まで多岐にわたり、その数は100万アイテムを超えます。

D社グループでは、メーカーの最新情報と業界の動向を考慮した、営業一体のSPD事業に取り組んでいます。SPD(Supply Processing and Distribution)とは、病院が使用する医療機器などの医療消耗品の供給・在庫・加工などの物流を、一元管理する仕組みのことです。SPDを利用することで、医療消耗品を安全に供給・搬送し、過剰在庫や期限切れ製品を防止します。

D社は、そのグループの物流を担い、全国での物流センターを運用していますが、全てのセンターで「ろじたん」の導入をしています。今回は関東に所在するD社のセンターへお話をお伺いしました。

こちらのセンターでは、「ろじたん」で使用する専用の端末はタブレット10台で、主に庫内作業を担当する社員約120名が毎日の作業実績を記録しています。「ろじたん」を選んだ経緯とその活用方法をお伺いしました。
(以下、敬称略。聞き手:NX総研 菅)

総研
「ろじたん」を知ったきっかけと導入した決め手は?
D社

「ろじたん」導入前の当時、ワーカーの管理に必要性を感じており、他社ソリューションの作業計測ツールを検討し、デモ試験を行っていました。同じ時期に、NXグループであるNX商事の営業担当から「ろじたん」の紹介をいただき、こちらも検討を行うことにしました。

「ろじたん」を導入した決め手は、導入の費用と導入までの手間がかからないことでした。

総研
「ろじたん」導入によって解決したいと考えた改善課題は?
D社

「ろじたん」による各作業工数の把握とともに、「勤怠管理機能」を有効に活用したいと考えました。

近年は我が社も労働力の確保に課題を抱えており、優秀な人材が他に流れているケースも少なくありません。スタッフ一人ひとりの作業時間を詳細に把握して、時給にも適正に反映することを検討したいと考えていました。

特に、当センターでは、入荷時の検品と仕分け作業に時間がかかっていました。入荷時に、入荷したパレットにA0~ZZまでユニークな番号を附番します。作業者は、パレットに積み付けられた商品に、格納先または行き先別のシールを貼り付け、かご台車へ仕分けします。

「ろじたん」では、A0~ZZのボタンを作成し、その各パレット別に要した作業の計測を行いたいと考えました。

入荷検品と仕分け作業には、全体の約36%かかっていたことがわかりました。また、パレット別の入荷実績記録と「ろじたん」の作業実績記録を紐づけることで、どの商品に時間がかかっているのかがわかりました。

また、「ろじたん」検討時期には、当社では新しい勤怠システムの導入も検討していたため、作業実績と勤怠システムをつなぐ機能を必要としており、「ろじたん」がその役割を果たしています。

それまで、勤怠管理はタイムカードで手打ちしてデータ集計しているため非常に面倒でした。
勤怠機能を利用したことで、残業時間を把握することができました。以前は、勤怠管理はタイムカードと突き合わせていましたが、勤怠機能1本へ移行しました。

今後は、出荷作業についても詳細に作業時間や生産性を把握することがテーマです。出荷時には、出庫依頼カード(シール)を基にピッキングを行います。シールが残った場合は、作業から漏れていることがわかりますし、シールが足りないときは貼り間違えた場合で、現場で探す必要あります。最終出荷時にどの作業者が行ったかを確認できればと思っています。また、こちらの物流センターでは、マテハンを入れて、ピッキングを支援、作業効率化およびBCP対策も考慮し、ピッキング機能付自動搬送ロボットを導入しています。その効果も把握したいと考えています。

総研
「ろじたん」では、2023年9月よりピッキングリストなどのバーコードを読み取り、作業時間と紐づけることができる「管理番号機能」のサービスの提供もしています。管理番号は、合計7つまで設定できます。出荷作業と併せて、入荷作業も同様に詳細な計測が計測可能かもしれません。今度、弊社から提案したしますので、ぜひ一度検討いただければと思います。
総研
「ろじたん」を使ってみて良かった点は?
D社
当社では、グループにおける全国の物流センターを運営していますが、こちらの物流センターから「ろじたん」の導入を開始し、それから全国のセンターへと、「ろじたん」を展開していきました。このセンターの作業ボタン設定などの利用方法をベースとし、各センターが設定したい内容にカスタマイズすることで、かんたんに拡大利用ができるのが良かったと思います。
総研
「ろじたん」で改善して欲しい点はありますか?
D社

専用WEBのマスタの登録方法には、最初は戸惑いました。初めて利用する人には、少しハードルが高い気がします。

また、これは「ろじたん」だけに限ったことではありませんが、一般的なソフトウェアは管理担当者や関係者のみが操作方法を覚えればよいですが、作業計測を目的としたソフトウェアは、端末側はワーカーが操作するため、それぞれ指導し覚えなくてはなりません。こちらの物流センターは120人のワーカーがいますが、各作業員が操作方法を覚え、運用がうまくまわるまでは少し大変でした。ただ、それは、導入当初に細かい作業項目の設定をしていたことも要因ではあります。作業員にも負荷がかかっていました。その後、センターの面積を1.5倍へ増床し、一部作業内容も変更となったこともあり、設定を登録し直し、現在は、作業項目を簡素化するなどして工夫しています。

総研
「ろじたん」 に今後期待する事(機能 ・サービス)などはありますか?
D社
センターによっては、移動の多い現場が一部あって、そういう現場は作業が切り替わるタイミングでタブレットのところまで行ってボタンを押すことが面倒な場合があります。作業者が手元でボタンを押せるような仕組みがあればいいと思っています。また、当センターでは、個人を識別するため、ICカードをかざしていますが、将来的には指紋で個人認識できると良いかととも思っています。
総研
「ろじたん」では、これまでAndroid のスマートフォンとタブレットのみに対応していましたが、ウェアブル端末によるサービスの提供もしています。作業時間の計測という機能はそのままに、携帯性の向上による迅速な操作が可能です。ぜひ一度検討いただければと思います。本日は貴重なお時間とご意見をたまわり、誠に有難うございました。

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