ろじたんを活用されている事例をご紹介します。
名港海運株式会社様 「ろじたん」インタビュー

ろじたんユーザー
名港海運株式会社
営業第3部 澤田部長補佐 鍋島グループリーダー
物流センター統括部 名四国道物流センター 江富所長代理
名古屋港における港湾運送事業を中心とした国際総合物流企業である名港海運が「ろじたん」を利用して手書きによる業務時間集計を効率化した事例を紹介します。 (以下、敬称略。聞き手:NX総研・福井)
- 総研
- どのような経緯で「ろじたん」を利用されたのでしょうか?
- 名港海運
- この倉庫で委託されている物流業務において、メイン業務である入出荷作業、付帯作業のラベル貼りなどの作業時間を工程ごとに明確にする必要があり、スタッフには作業中に作業項目と開始、終了時刻を紙に書いてもらって、その紙を後でパソコンからエクセル入力して集計するということをやっていました。結構手間がかかるのでここをなんとか効率化したいと考えていた時に、東海倉庫協会主催のセミナーで山田経営コンサルティング事務所の山田代表から「ろじたん」を紹介されて、このシステムだったら課題解決ができるのではないかと考えて、「ろじたん」のWEBサイトからオンラインデモを依頼しました。詳細説明を聞いてスタッフと事務員の両方の手間を軽減できることがわかったのですぐに導入を決めました。
- 総研
- 実際にはどのような手間を軽減できましたか?
- 名港海運
- スタッフはスマートフォンのボタンを押すだけでよくなったので、紙に作業項目と時刻を書いてもらう手間がなくなりました。また手書きで書いてもらっていた時は作業をする時に紙を持ち歩く必要があったのですが、「ろじたん」導入でそれがなくなり、スマートフォンのボタンを押すとき以外はハンズフリーで両手が自由に使えるようになったので作業効率が上がりました。パソコンからの入力作業はまったくなくなって、管理者がWebサイト上で計測結果を集計して確認するだけになりました。
- 総研
- 計測結果からどんなことがわかりましたか?
- 名港海運
- 入出荷作業の生産性を算出したところ入荷作業の生産性が物量と生産性の相関が強く、固定人員配置の傾向がありました。入荷物量が少ないことがわかっている日は最初から入荷作業の人員を少なめに配置するか入荷作業が終わったらすぐに別の作業をしてもらうことで生産性を向上する余地があることがわかりました。あと分析ツールの中の「作業別概算コスト」を利用すればそれぞれの作業でどれくらいのコストがかかっているのかが簡単に算出できるので、人時(にんじ)でやっている作業を作業単価制に移行する場合に荷主さんと話をする材料になると思っています。
図① 分析ツールの「作業別概算コスト」のサンプル(NX総研作成) - 総研
- 今後はどのように「ろじたん」を活用したいですか?
- 名港海運
- まだ開始してから間もないので計測データの詳しい分析には取り掛かれていないのでこれからじっくりと取り組む予定です。他の拠点でも利用してみたいという声を聞いているので社内で検討しています。
- 総研
- 他の拠点でのご利用はぜひお願いしたいです。本日は貴重なお時間とご意見をたまわり、誠に有難うございました。