事例紹介

ろじたんを活用されている事例をご紹介します。

株式会社LexxPluss様「ろじたん」インタビュー

株式会社LexxPluss様「ろじたん」インタビュー

ろじたんユーザー

株式会社LexxPluss
VP of Business Development 板倉 理造 様、Customer Success 三橋 明日香 様

LexxPlussが提供する「Hybrid-AMR」は、自動運転と同様に自律的に障害物を検知・迂回できるAMR技術(AMR:Autonomous Mobile Robot、自律走行搬送ロボット)と、繰り返し精度と作業スピードを保証できるAGV技術(AGV:Automated Guided Vehicle、無人搬送車)を併用できる自動搬送ロボットです。また、走行管理システム「Konnectt」は、日本語を母語としない作業員でも利用可能な言語非依存性のインターフェースや、50台以上のロボットを一括管理する機能を持ち合わせており、ロボットの運用に慣れていなくても、シンプルな作業のみで現場作業の大規模な自動化が可能になります。製品を通じて今後も物流センターの自動化を促進するために「ろじたん」を利用した事例を紹介します。(以下、敬称略。聞き手:NX総研・坂東)

写真1:LexxPlussの自動搬送ロボット「Hybrid-AMR」

写真1:LexxPlussの自動搬送ロボット「Hybrid-AMR」

総研
「ろじたん」を導入した目的は?
LexxPluss
弊社はお客様の課題を解決するソリューションを提供する事を大切にしている会社です。物流業や製造業のお客様へ自動搬送機の導入を促進するにあたり、導入の効果を定量的に示したかったのですが、お客様側のオペレーションや工程における時間やコストなどを定量的に取っているところは多くない為、解決出来るツールを探していました。展示会へ出向いて他のIoTツールも探し、ビデオを撮影して工程を分析し、生産性を出すソフト等もあって検討しましたが、工程間搬送における歩数や搬送距離が計れない為、録画したビデオから歩数を数えるのは手間がかかり過ぎることと、そもそもお客様の現場でビデオ撮影が許可される現場も少なく、難しいと考えた為、お客様の課題解決+歩数計測による弊社製品の導入促進もできると判断し、ろじたんを導入することにしました。
総研
「ろじたん」を使ってみて良かった点は?
LexxPluss
製品の導入前にお客様へ「工程毎の所要時間を計って欲しい」と伝えた時に「搬送時間」を切り分けて算出することは無いと考えていて、ろじたんであれば、例えば「ピッキング」や「棚入れ」等の細かい粒度で歩数も計れるのが良いと思います。お客様の中での搬送時間、コストが定量的に分かれば、弊社のロボットでどのぐらい代替出来て、結果として人件費がどの程度制御出来るか試算できるので、今後も利用して行きたいですね。他にもシミュレーション出来るソフトなども見ましたが、1回のシミュレーション価格が100万円を超えていて、試算する為に使うにはあまりにも高額だった為、「かんたんに」「すぐに」「低コスト」で導入出来るろじたんは、弊社の考えにマッチしたので良かったです。
 図1:作業別_分あたり歩数(例) 図1:作業別_分あたり歩数(例)
総研
今回のご計測では「ろじたん」の基本機能である「分析ツール」を利用して頂いていますが、どのようなことがわかりましたか?
LexxPluss
分析ツールの中でも良いのが「ピボットテーブル」ですね。最初に利用した現場は大手の物流倉庫で、実際に利用する現場が広く、作業員毎に状況を追うのは困難ですが、ろじたんであれば作業員にスマホを持ってもらって、スマホ側から通知があった際にボタンを押下してもらうだけで、人、施設、作業レベル、作業工程などの時間と行数、歩数を分析することが出来ました。実際にいつもスマホを触る感覚と変わらない為、使い勝手が良いとお客様からの評判も良かったです。お客様の中には正社員やアルバイト、若者から年配者までいるので、人によって作業時間が経過すると疲れによる作業効率低下が見えることもあり、そういった傾向や変化が定量的に見える化できました。その変化に合わせて弊社のロボットを導入することで効果が見易くなりました。
また、今後も様々な業種のお客様へろじたんを使って提案して行きますが、お客様毎に計測が必要な工程や粒度も違うので、ピボットテーブルで都度カスタマイズ、分析できる点も良いと思います。
図2:「分析ツール」のピボットテーブル(例) 図2:「分析ツール」のピボットテーブル(例)
総研
「ろじたん」に期待することはありますか?
LexxPluss
ろじたんで取得したデータを正しく使って行く事が、弊社のお客様の課題解決に必要だと考えています。分析の仕方が正しいか、違う分析方法があるのかなど、定期的に指導して頂けるようなものがあれば良いと思いますが、いかがでしょうか。
総研
メールや電話で済むような簡単な内容のものであれば、私の方で都度対応しますが、現在は定期的に指導するサービスはありません。導入時にWEB上の設定やご相談、ご利用前の使い方説明等は「導入コンサルサービス」、取得したデータを元に改善のご提案やレポーティングを行う場合は「改善コンサルサービス」にお申込み頂ければ有難いです。
また、宜しければ「ろじたんデータ分析道場」もご参照ください。いずれにしましても、お客様とコミュニケーションを取らせて頂きながら、弊社も進んでいければと考えています。
写真2:LexxPluss内でHybrid-AMR動作確認中の「ろじたん」テスト現場
写真2:LexxPluss内でHybrid-AMR動作確認中の「ろじたん」テスト現場
動画1:カゴ台車潜り込み牽引
総研
「ろじたん」で改善が必要な点はございますか?
LexxPluss
今はスマホをウエストポーチに入れて使っていますが、ボタンが反応しにくい時があります。改善予定はありますか。
総研
現在は作業中に落としてしまわないように、またすぐに取り出せるようにウエストポーチを使って頂いています。スマホの機種によっては「手袋モード」もあるので試してみてください。また、食品等を扱っていてスマホを触れないお客様にはタッチペンをご利用して頂いています。改善要望として社内に持ち帰らせて頂きます。
また、今後の構想段階ですが、東京海洋大学と共同研究を開始し「作業プローブシステム」とろじたんを組合わせ、作業者がスマートフォンを携帯するだけで、スマートフォンが有する各種センサーの値から、要素作業の判定を可能とさせます。これにより計測の手間を最小化し、現場でより使いやすい作業実績計測と見える化を実現させる予定です。サービス開始しましたらご案内させて頂きます。
図3:共同研究中の作業プローブシステムとろじたんの組合せ
図3:共同研究中の作業プローブシステムとろじたんの組合せ
総研
本日は貴重なお時間とご意見を賜り、誠に有難うございました。
写真3:左から三橋様、板倉様
写真3:左から三橋様、板倉様

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