ろじたんを活用されている事例をご紹介します。
株式会社NXワンビシアーカイブズ様 「ろじたん」インタビュー
ろじたんユーザー
株式会社NXワンビシアーカイブズ
業務サービス部 業務管理室 市橋副参事、中村グループ長、上岡主任
NXワンビシアーカイブズ(以下、「NXワンビシ」)は1966年に日本で最初に「情報資産」の管理・運用を行うことを目的に設立されたデータ・ソリューションカンパニーです。契約書・申込書などの重要書類・データの入出荷・保管・電子化作業の改善に取り組むにあたって「ろじたん」を利用した経緯について伺いました。 (以下、敬称略。聞き手:NX総研・福井)
- 総研
- 「ろじたん」を導入したきっかけを教えてください。
- NX
ワンビシ - 当社では以前からタブレット端末を使った作業時間の計測を行っています。タブレット端末は決められた場所に設置しており、作業者は作業内容が変わるごとにわざわざタブレット端末のある場所まで歩いて、タブレット端末にICカードをかざして作業項目のボタンを押してまた作業場まで戻る必要があるので、無駄な歩行が発生していました。これをどうにかしたいと思っていたところ、NX総研の営業担当者からスマートフォンを携帯して作業時間を計測する「ろじたん」の説明を受けて、「これだったら無駄な歩行が発生しないから一度試しに使ってみよう」ということになりました。
- 総研
- 「ろじたん」を利用して良かった点を教えてください。
- NX
ワンビシ - スマートフォンは作業者が携帯して現場でボタンを押すことができるので無駄な歩行がなくなりました。特にフォークリフト作業者はわざわざフォークリフトを降りてタブレット端末のあるところまでボタンを押しに行っていたので、行き返りの歩行時間がなくなったのは良かったです。あと「ろじたん」では計測データが連続していない場合は「管理者用Webサイト」でエラー表示されて、後で訂正することができるので、あいまいな工数がなくなり、より正確な計測ができました。
当社では自社開発の「改善進捗シート」で毎月の作業内容ごとの工数管理を行なっていましたが、生産性の精度を求めた結果、工数管理に複雑な計算式が必要となり、作業状況の分析と対策を講じるまでの時間が掛かるようになっていました。「ろじたん」によって当社の強みである生産性管理のレベルを向上させたいという思いがあったので、オプションの「かんたんKPI」を利用したのですが、処理数量のデータを登録するだけで、様々な切り口でKPIデータを素早く作成できるため、分析から対策までを容易かつスピーディーにできたのも良かったです。 - 総研
- 今回のご計測ではスマホと一緒にスマートウォッチ(ウェアラブル端末)もご利用頂きましたが、スマホとの大きな違いはありましたでしょうか?
- NX
ワンビシ - スマートウォッチはスマホよりも液晶画面が小さいのでボタンが押しにくいのではないかと心配しましたが、そこは大丈夫でした。ボタンや文字の大きさはもう少し小さくても問題ないと思います。スマホはウエストポーチの中に入れて、肩から「たすき掛け」をして計測していたのですが、荷物を持つ時は前にあるウエストポーチが邪魔になることがあります。スマートウォッチはハンズフリーなので気にせずに前に荷物を持つことができる利点があります。
あとスマートウォッチはスマホより高価ではないかと思って、荷扱いの時に壊さないように配慮して利用していました。今回はケース単位、パレット単位で荷扱いしている現場で利用しましたが、スマートウォッチは荷物などに当たって壊す心配がないデータや書類を1枚単位で扱っている現場の方が向いているのではと考えています。「ろじたん」ウェアラブル端末の操作画面サンプル
- 総研
- 「ろじたん」で改善が必要な点はございますか?
- NX
ワンビシ - 現場の所長にも計測データの確認をして欲しいので、「ろじたん管理者用Webサイト」の権限の一部を他者に付与する機能があればいいと思いました。あとスマートウォッチは計測画面の向きを作業者が見やすいように自分で変更できるようにした方がいいのではないでしょうか。今回は事前に詳しい説明をしてもらったので問題はなかったのですが、計測作業項目などの初期設定がもっと簡単にできたらいいかなと思います。
- 総研
- 「ろじたん管理者用Webサイト」の権限の一部を他者に付与するのは「パートナー管理」機能で可能です。現場の管理者や荷主と一部あるいは全部の情報を共有することができます。スマートウォッチの画面の向きは作業者が個々の端末から「縦向き」「横向き」の変更ができるようになっていますのでお試しください。計測作業項目などの初期設定をもっと簡単にすることについては社内で情報共有をして改善に取り組みます。本日は貴重なお時間とご意見をたまわり、誠に有難うございました。
中村様(左)上岡様(中央) 市橋様(右)